規制されている「特定のPFAS」とは

規制されている「特定のPFAS」とは

簡単に

本サイトでは、PFOS、PFOA、PFHxS及び長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)を「特定のPFAS」としています。(2026年9月現在)
これらは、環境中で分解されにくく、生物に蓄積しやすいなどの性質を持つことから、国際的な規制の対象となっています。PFASにはこれら以外にも多くの物質があり、物質ごとに性質や用途が異なるため、国内外で評価や研究が進められています。


詳しく

なぜ一部の物質が規制されているのか:
PFASには多くの種類があり、その性質は物質ごとに異なります。このうち、残留性、生物蓄積性、有害性及び長距離移動性を有すると判断された一部のPFASは、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)」の対象物質となり、国内でも化審法に基づき規制されています。

どんな成分が規制されているのか:
現在、POPs条約及び化審法の対象となっている主なPFASには、次のものがあります。    
・PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)
泡消火薬剤、金属めっき、撥水・撥油加工剤などに広く使用されてきました。環境中で分解されにくく、生物に蓄積しやすいことなどから、2009年にPOPs条約の対象物質となりました。
・PFOA:ペルフルオロオクタン酸
フッ素ポリマーの製造時の加工助剤や、撥水・撥油加工剤などに使用されてきました。環境中での残留性や健康への影響などが懸念されたことから、2019年にPOPs条約の対象物質となりました。
・PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)
泡消火薬剤や繊維などの撥水・撥油加工に使用され、PFOSの代替物質として用いられた例もあります。PFOSと同様に、環境中で分解されにくく、生物に蓄積しやすいことなどから、2022年にPOPs条約の対象物質となりました。
・LC-PFCA:長鎖ペルフルオロカルボン酸類(Long-chain Perfluorocarboxylic Acids)
炭素数9~21の長鎖ペルフルオロカルボン酸、その塩及び関連物質からなる物質群です。複数の物質からなるグループであり、撥水・撥油加工剤などに使用されてきましたが、残留性、生物蓄積性などが認められ、2023年にPOPs条約の対象物質となりました。
なお、特定のPFAS以外にも、国内外で環境や健康への影響について評価が進められているPFASがあります。今後、新たな知見の蓄積により、規制対象となる物質が追加される可能性があります。

【参考資料】
PFASとは何か(当サイト内)
POPs条約について(当サイト内)